「イギリスの大学進学を考えるけれど、高校の成績が心配…」
そんな悩みを持つ人に朗報です。
高校の成績が悪くても、進学できるチャンスはあります。
高校の成績が合格に影響することは確かですが、成績だけが判断基準ではありません。
本記事では、ファウンデーションコースの入学要件や、高校の成績が悪くても合格する方法を紹介します。
大学進学への夢を諦める前に、ぜひ読んでみてください。
ファウンデーションコースについて

イギリスのファウンデーションコースは、大学での学習に必要な英語力や学習スキルを身につけるためのプログラムです。
自国の学歴とイギリスの大学の入学条件をつなぐ役割を果たし、大学の授業に追いつけるようにサポートします。
ファウンデーションコースは、科目ごとに分かれています。大学で学びたい学部に合わせて選択できます。
英語だけでなく、ビジネス、法律、エンジニアリング、アート、コンピューター、国際関係、政治学など、様々な科目があり、希望に合わせてコースを選べます。
ファウンデーションコースに入学するには、一定の英語力が必要ですが、イギリスの大学進学に必要なほど高い英語力を要求されることは少ないです。
日本の高校を卒業後にイギリスの大学進学を考えている場合、通常はファウンデーションコースに進学して準備を整えることが一般的です。
ファンデーションコースに必要な高校の成績
ファウンデーションコースへの必要な高校の成績は、提供する大学やカレッジによって異なります。
一般的に、ファウンデーションコースは大学進学のための準備課程であり、高校の成績が大学への進学の資格を得るための重要な要素となります。
一般的なガイドラインとしては、5段階評価中2.5~4.0以上、平均以上の成績が求められることがあります。ただし、具体的な要件は大学やプログラムによって異なるため、希望するプログラムの公式ウェブサイトで詳細な情報を確認することが必要です。
成績要件は以下の要因によって異なる場合があります。
- 大学やカレッジの評判と要件: 有名な大学や高評価のプログラムほど、競争が激しく高い成績が要求されることがあります。
- 学問分野: 応募する学問分野によって要求される成績が変わることがあります。例えば、STEM分野(科学・技術・工学・数学)のファウンデーションコースでは数学や科学の成績が重要です。
高校の成績が悪くてもファウンデーションコースに入学する方法

高校の成績が悪い場合でも、ファウンデーションコースへの入学方法はいくつかあります。
上記の4つについて解説していきます。
条件付き入学の申請
いくつかの大学は条件付きで入学を許可することがあります。
例えば、英語能力テストのスコアを向上させることや、追加の学習コースを受講することが条件とされることがあります。
条件を満たすことでファウンデーションコースへの入学が可能になることがあります。
プレファウンデーションコースの受講
一部の大学やカレッジは、成績が低い学生向けにプレファウンデーションコースを提供しています。
一般的には数週間から数ヶ月程度の短期間のプログラムで、学術的なスキルや英語能力を向上させる機会を提供します。
プレファウンデーションコース修了後に本格的なファウンデーションコースへ進むことができます。
代替経路の検討
もしあるプログラムや大学の要件が厳しい場合、別のプログラムや大学を検討することも一つの方法です。
要件が低いプログラムからスタートし、その後にファウンデーションコースや目指す大学に進学することを検討しましょう。
自己PRの強化
志望動機書やポートフォリオを利用して、自身の意欲や特技、関心を強調することが重要です。
成績以上に、どれだけ熱意を持って学ぶ意志があるかを示すことが大切です。
成績が悪いからといって諦めずに、これらの手順やアプローチを試してみてください。
重要なのは、努力と意欲を示し、自身の学習とキャリアの目標に向かって前進することです。
その他の出願要件
高校の成績以外にも以下のような書類が求められる場合があります。
詳細は大学のホームページにて確認をしてください。
IELTSスコア4.5以上もしくは同等の英語レベル
国際学生がイギリスの大学に入学する際には、英語能力を証明する必要があります。
どの大学でもIELTSスコア4.5以上は必要になるでしょう。
推薦状
推薦状は、教師や指導者から提供される学生の能力や特性に関する評価文書です。
学生のアカデミックおよび個人的な特徴についての情報提供を求められることがあります。
志望動機書
志望動機書は、なぜそのファウンデーションコースを選び、将来のキャリア目標や学習の動機を説明する文書です。
これによって学生の意欲や目標が評価されます。
パスポートと学生ビザのコピー
留学生であることを証明するために、パスポートと学生ビザのコピーを提出する必要があります。
ポートフォリオや面接
特に芸術やデザイン分野のファウンデーションコースでは、ポートフォリオの提出や面接が求められることがあります。これによって学生のクリエイティブなスキルやポテンシャルを評価します。
ファウンデーションコースの学費
おおよその学費範囲は、9か月間の期間で約£8,000(約132万円)から£20,000(約328万円)以上となることがあります。ただし、これはあくまで概算であり、具体的な大学やプログラムによって異なります。
ファウンデーションコースに関心がある場合、希望する大学やプログラムの公式ウェブサイトで正確な学費情報を確認することが重要です。
また、国際学生向けの指導や奨学金についても調査すると、学費を支払う際に役立つ情報が得られるかもしれません。
まとめ

高校の成績がイギリスの大学への進学を考える方からすると、大きな壁の一つかもしれません。
しかし、そのような状況でも諦める必要はありません。成績は一つの要素に過ぎません。
努力と意欲を示し、ファウンデーションコースを活用して新たな可能性を切り拓いてみましょう。
高校から日本の大学へ進学する方法について知りたい方はこちらの記事もご覧ください!

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