イギリス国内で提供されている国民健康サービス、NHS。
イギリス留学で、学生ビザやワーキングビザを持つ方など、条件を満たせば利用することができます。
NHSは、医療費が原則無料であったり、かかりつけ医がいるなどのメリットがある一方、プライベート医院と比べ、待ち時間が長いなどのデメリットもいくつかあります。
本記事では、NHSのメリット・デメリットに加え、プライベート医院の特徴についても解説します。
目次
NHSのメリット・デメリット

NHSを利用する
をご紹介します。
メリット
- 総合的な医療ケア: GPは患者の健康全般に関する医療提供者であり、一般的な健康問題や予防医療、慢性疾患の管理など、幅広い医療ケアを提供します。NHSに登録してあれば女性なら子宮ガン検診や乳がん検診も受けられます。
- 医療費: 原則無料です。※処方薬費用の一部、眼科検診、歯科治療は自己負担
- 紹介権限: GPは専門医や大病院への紹介を行う権限を持っており、必要に応じて専門的な診療や治療へのアクセスを提供します。
- 予防医療: GPは健康診断、ワクチン接種、生活習慣のアドバイスなど、予防医療に関する重要な情報を提供します。
デメリット
- 待ち時間: 一部の地域ではGPの予約や待ち時間が長くなることがあり、急な症状の場合には不便さを感じることがあります。
- 限られた時間: GPは一度の診察に限られた時間しか割り当てられないことがあるため、複数の症状や問題を詳細に議論するのが難しい場合があります。
- 専門的な診断が必要な場合: 一般的な診療には適していますが、専門的な診断や治療が必要な場合、紹介が必要であり、待ち時間が生じることがあります。
- 人気のあるGPの制約: 一部の優れたGPには多くの患者が訪れ、新規患者を受け入れない場合があります。
プライベート医院について

NHSは急な診察に対応できない等のデメリットがあるので、急な診察や日本語のクリニックを希望する場合にはプライベート医院を利用します。
プライベート医院は有料なので、予め留学保険や海外旅行保険に加入することをお勧めします。ただし、一部のプライベート医院は保険適用外の場合もあるため、事前に確認が必要です。
ロンドンには日本人スタッフのいる日系病院も複数あり、言葉の壁も心配せずに、安心して受診できます。
私立病院を利用する際は、かかりつけのGPに登録する必要はなく、自分の判断で専門医に診てもらえるのも大きなメリットです。
最後に

NHSでは、費用面やかかりつけ医がいる安心感など、いつでも気軽に行ける病院があるといったようなメリットがある一方で、
プライべート医院と比べ、専門的な診断や治療が必要な場合はまた新たな病院に出向く必要があったりと、デメリットもあります。
ご自身に最適な方法を選択し、留学中に万が一のことがあってもきちんと対処できるように、予め準備を進めておきましょう。
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