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【イギリス留学】日本の高校からイギリスの大学へ進学する条件とは?

ロンドンの街並み

イギリスの大学に進学したいけど、日本の高校からイギリスの大学へ進学できるの?

そんな疑問をもっている方も少なくないはず。

イギリスの大学進学は夢ではありません。日本からでも確かに進学可能です。

この記事では、イギリスの大学進学を考える日本の高校生向けに、具体的で分かりやすい手引きを提供します。

自分の進むべき道を整理し、不安を解消して、夢の大学進学に向けて確実なステップを踏み出しましょう。

※具体的な出願方法、語学要件は留学先によって異なります。あくまで参考資料としてご活用ください

目次

イギリスの大学について知ろう

テレフォンボックス

日本の高校からイギリスの大学へ進学する条件を紹介する前に、イギリスの教育制度について、簡単にご説明します。

イギリスには約100校の大学があり、そのうちほとんどが公立(state-funded)の大学です。

日本の教育と大きく異なる点は、大学での学び方です。修学期間は基本的に3年間で、大学院では通常1年間です。

また、日本の大学のように1~2年で学ぶ一般教養課程は存在せず、主に専門課程に集中して学びます。

日本の大学教育は幅広い教養を身につけることを重視する傾向がありますが、イギリスの大学教育は学問的な深さと専門性を重視しています。

日本の高校からイギリスの大学へ進学する方法

日本からの留学生がイギリスの大学に進学するためには、以下の方法があります。

  1. 日本の高校を卒業していること。
  2. 以下のうちいずれかを満たしていること。

A-Level資格とは?
イギリスと一部の国で行われる高等教育進学試験、GCE-Aレベル試験(General Certificate of Education Advanced Level)を受け、所定の成績をとると得られる資格です。高校最終学年の生徒が受験し、大学へ進学するための資格を得るための重要な試験です。日本では一部のインターナショナルスクールでAレベルを取得できるケースもあります。

IB(国際バカロレア)資格とは?
国際的に通用する大学入学資格のことです。IB資格を持つと世界中の大学に入学できる機会が広がります。日本でもインターナショナルスクールなど一部の学校でIBが取得可能です。イギリスの一部難関大学はIB取得者を優遇。入学可能性を高めるためには、IB取得が考慮されます。

ファウンデーションコースを修了する

日本の高校を卒業した日本人がイギリスの大学に進学する一般的な方法は、ファウンデーションコースを修了することです。

イギリスの大学進学には、GCE-Aレベル試験を受け、合格する必要があります。

しかし、Aレベルを取得していない留学生は、ファウンデーション・コースを受けることで大学進学の資格を得ることができます。日本の高校卒業だけでは、直接イギリスの大学に進学することはできません。

ファウンデーション・コースは通常1年間のプログラムで、英語力の向上、専攻分野の基礎知識、スタディースキル(論文執筆やプレゼンテーションなど)の3つの要素から成り立っています。

このコースを受けることで、留学生は大学での学習に必要な基礎を築くことができます。

各大学や専攻ごとに入学基準は異なるため、大学のウェブサイトで確認することが大切です。

ファウンデーションコースについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もぜひご覧ください。

インターナショナルイヤーワンを修了すること

International Year One(インターナショナル・イヤーワン)は、大学1年次に相当する進学準備プログラムです。このプログラム所定の成績で修了すると大学2年次に進学することが可能です。

ファウンデーションコースとの最大の違いは、大学卒業までの年数。ファウンデーションコースではファウンデーションコース(1年)+ 大学学士課程(2年)の計4年必要ですが、インターナショナルイヤーワン(1年)+大学学士課程(2年)となり、3年間で大学学士課程を終えることが可能です。これにより学費のコストを大幅に削減できる利点もあります。

ただし、インターナショナルイヤーワンを提供している大学や専攻分野には制約があり、ファウンデーションコースよりも選択肢が限られます。

全体的に、短期間で大学卒業を目指すメリットと学習の難易度があるデメリットを考慮して、プランを練ることが重要です。

日本の大学または短期大学を1年以上修了する(編入)

日本の大学に1年以上在籍している場合、直接イギリスの大学に進学することも可能です。

いわゆる編入と呼ばれるものです。

ただし、編入には日本の大学で以下の条件を満たしている必要がありますのでご注意下さい。

  • 日本の大学の専攻分野と、イギリスの大学の専攻分野が一致すること
  • 日本の大学で履修した教科と、イギリスの大学のカリキュラム内容が一致すること

単位数よりも、専門分野と教科の一致が重要です。

ただし、編入先の大学によって認定される単位が異なるため、アドミッションオフィスと連絡を取り、詳細を確認することが大切です。

A-LevelまたはIB(国際バカロレア)の資格を取得している

A-Levelまたは国際バカロレア(IB)の資格を取得している場合、イギリスの大学進学が可能です。

一般的に、A-Levelはイギリスの高等教育機関で非常に一般的な資格であり、多くの大学がA-Levelの成績を受け入れています。IBプログラムも国際的に認識されており、多くのイギリスの大学もIBの成績を受け入れています。

ただし、各大学の応募要件や必要な成績が異なるため、進学を検討する大学のウェブサイトで具体的な要件を確認することが重要です。

また、英語が第二言語の場合、英語能力試験(通常はIELTSまたはTOEFL)の受験が必要な場合がありますのでご注意下さい。

A-Levelまたは国際バカロレア(IB)の資格を取得するための学校やプログラムは、日本国内にも存在しますが、その数は限られています。一般的にインターナショナルスクールや一部の国際的な私立学校、オンラインスクールでも提供されています。

こA-LevelやIBを取得したい場合、まず、居住地域における利用可能な学校やプログラムをリサーチし、その後、詳細な情報、入学要件、カリキュラムなどを学校やプログラムの公式ウェブサイトなどから確認することが重要です。

学部留学をする

学部留学(スタディー・イヤー・アブロード・プログラム)は、1年間を最長とする大学留学制度で、イギリスの大学でイギリス人学生と一緒に勉強する機会を提供します。学位は取得できません。

交換留学制度等、日本の大学と提携し、留学先の単位を認定することも可能です。

参加には、短大卒業か、大学2年次修了以上が基本条件です。

学部留学は、1年間でイギリスの大学の授業や学生生活を経験する機会を提供する留学プログラムで、英語力向上や異なる分野の学習を目指す人に適しています。

まとめ

ロンドンの夜景

イギリスの大学進学は日本の高校卒業生にも可能です。

進学方法は複数あり、ファウンデーションコースやインターナショナル・イヤーワンを経て大学進学する方法、日本の大学から編入する方法、学部留学を利用する方法があります。

最終的に、進学方法は個人の目標や状況によって異なるため、自分の進学目標に合った方法を選び、必要な条件を確認して、十分な準備を行うことが大切です。

大学のウェブサイトやアドミッションオフィスと連絡を取りながら、スムーズに手続きを進めましょう!

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この記事を書いた人

留学コーディネーターとして働く会社員が、自身や学生のリアルな留学体験談や、留学に役立つ情報を発信しています。

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